長野県・最古の温泉、別所温泉に佇む宿「上松や」。
今回は、2歳と0歳の子どもを連れた家族4人で宿泊してきました。
乳幼児を連れての温泉旅行というと、「せっかく行ったのに結局バタバタして温泉を堪能できなかった…… 」なんて経験がある方も多いのではないでしょうか。
「上松や」は、子どもが楽しく過ごせるだけでなく、親もゆったり楽しめる滞在が叶う宿でした。
本記事では、実際に利用して感じた子連れファミリーにおすすめのポイント、事前に知っておきたい注意点をご紹介します。

基本情報
| 施設名 | 別所温泉 上松や |
| 住所 | 長野県上田市別所温泉1628番地 |
| アクセス | 菅平ICから車で約30分 別所線別所温泉駅から徒歩12分(送迎あり) |
| 電話 | 0268-38-2300 |
| 訪問時期 | 2026年1月 |
| 同行者 | 大人2人、子ども2人(2歳、0歳(生後7ヶ月)) |
| プラン名 | 【ファミリールーム】和室10畳+キッズスペース、【グレードアップ会席プラン】夕食部屋食確約 |
| 料金目安 | 20,900円〜/大人1名、2,200円/子ども1人(布団食事なし) |
※本記事の情報は2026年1月時点のものです。最新の内容や料金等につきましては、直接施設へお問い合わせください。
部屋:子どもが夢中になれる充実のキッズスペースで大人もゆっくり温泉満喫
今回は、小さい子連れファミリーに超絶オススメなファミリールームに宿泊してきました。
安全への配慮が行き届いた和室
お部屋に入るとまずは10畳の和室があります。

お気づきでしょうか。。。?
壊れやすい調度品が一切置かれていないのです。
旅館ではよく見かける素敵な花瓶や置物。
小さな子ども連れだと「まずはこれらを安全な場所へ避難させなきゃ」と、入室早々バタバタしてしまいがちですが、ここではその心配がありません。
大充実の専用キッズスペース
和室の奥には、このファミリールーム最大の特徴、専用のキッズスペースがあります。

メインの和室とほぼ同等のスペースが、まるごと遊び場として用意されています。


・滑り台やブランコといった大型遊具
・おままごとが楽しめるキッチンセット
・みんな大好きアンパンマンのおもちゃも多数
・壁一面が巨大なホワイトボードになっており、思いきりお絵描きOK
2歳の長男は、入室するなり吸い寄せられるようにおもちゃのもとへ。
「子どもが遊んでいる間に」叶う、大人たちの贅沢
このキッズスペースは、子どもが思いきり楽しめるだけでなく、親にとっての“自由時間”もつくってくれます。
夕食はお部屋でゆっくりと。
子どもが目の届く範囲で夢中になって遊んでくれているので、気を張ることなく、久しぶりに落ち着いて食事を味わえました。
また、寝かしつけを待たずに温泉に行けるのも◎。
お部屋の中で安全に遊ばせながら、夫婦で交代して入浴が可能なので、乳幼児連れでもそれぞれが自分のペースで温泉を楽しむことができてしまうのです。
筆者は、お宿の前にある別所温泉の外湯(大師湯)にも行っちゃいました。温泉好きの方には、外湯巡りもぜひおすすめです。
水回り・設備面も子連れにやさしい
お風呂は旅館やホテルによくあるユニットバスではなく、一般家庭にあるような少し広めのもの。

今回は使いませんでしたが、ねんね期の赤ちゃんでもゆったりとお風呂を入れることができそう。
洗面所には、子ども用のステップが用意されており、自分でやりたがる時期の子にも◎。
ドライヤーもありますが、そよそよ系。

トイレにはおむつゴミ箱も設置されていました。


玄関スペースは広く、ベビーカーを畳まずそのまま置いておけるのも地味に助かりますね。

お部屋の間取りイメージ

※公式HPより拝借しています。
就寝時の布団について
就寝時は、和室部分に布団を敷いて寝ました。
今回は大人用の布団が2組だったため、2歳の上の子は大人と同じ布団で添い寝、生後7か月の下の子は持参した薄手のお昼寝マットでねんねしました。
お部屋は角部屋に位置しており、周囲の部屋の音が気になることもなく、比較的静かに過ごすことができました。
哺乳瓶消毒について
哺乳瓶消毒の貸し出しはないので、旅行用に使っている小型のスチーム哺乳瓶消毒機を持参。
洗面所に置いて使用しました。(右側の乾燥用ラックは百均のものです)

▶︎ 旅行中の哺乳瓶消毒事情についてはコチラ

子ども用アメニティ
タオルと歯ブラシが入った「むささびくん」セットが用意されていました(息子はこれがお気に入り)。

風呂:貸切風呂も大浴場も利用OK(子どもの月齢で使い分けがおすすめ)
大人な雰囲気漂う、モダンな貸切風呂
上松やには、2020年に新設された貸切風呂があり、今回は家族で利用しました。

洗い場も湯船もとてもおしゃれで、落ち着いたモダンな雰囲気。

「せっかくならゆっくり入りたい…」と思わせてくれる素敵なお風呂です。
貸切風呂は有料(2,200円/35分)で、当日予約制となっています。
小さな子ども連れで利用する際の注意点
実は、できれば2枠(70分)続けて借りて、ゆったり利用したいと考えていました。 しかしチェックイン時に確認すると空いていたのは1枠のみ。
35分で家族全員が入浴するのは、正直かなり慌ただしかったです。下の子の入浴を最優先で済ませ、他の家族は後で体や頭を洗う、という流れになりました。
また、お風呂正面の窓は全面開放できる仕様になっており、気候の良い時期は半露店風呂にして入るのが気持ちよさそうですが、訪れたのは冬。ちょうど前の利用者が半露天風呂にして利用されていたようで、入室時の室内温度はほぼ外気温になっていました。
お風呂場と脱衣所の間に仕切りのドアもなく、すべてが同じ空間になっています。
半露天風呂にするのはとても気持ちよく、私自身も大好きなのですが、真冬に乳児を入れるには少し躊躇する寒さでした。
そのため、貸切風呂は雰囲気も設備も本当に素敵なのですが、無理に赤ちゃんと一緒に入らなくても良いかな、というのが率直な感想です。
ちなみに、2歳の長男は半身浴したりしながらとても楽しんで入っていました。
目安としては、1歳半以降のお子さんとの利用が向いていそうです。
大浴場|ベビーベッド完備で子連れでも利用しやすい
大浴場は一晩中入浴可能で、23時頃に男女入れ替えがあります。
脱衣所にはベビーベッドが設置されており、浴場内には子ども用チェア、湯桶、ベビーソープが用意されていました。
一方で、ベビーチェアやベビーバスは見当たらなかったため、ねんね期の赤ちゃんと入浴する場合は、バスマットなどを持参すると安心です。
ちなみに我が家では、スポンジ状のバスマットを常に持ち歩いています。小さく畳むとアイラップに入るサイズになるので、旅行時にとても重宝します。
泉質について
泉質は、PH8.0〜9.0の弱アルカリ性単純硫化泉の源泉かけ流し。不要な角質を落とし、ツルツル肌になることから、「美肌の湯」として知られています。
硫黄を含むお湯なので、低月齢の赤ちゃんは入浴時間を短めにしたり、上がり湯をしっかりするなど、少し注意が必要かもしれません。
なお、我が家はよほど刺激の強い泉質でなければ気にせず入浴させていますが、お子さんの肌状態や体調、ご家庭の考え方によって判断は分かれる部分だと思います。無理のない範囲でご判断ください。
子連れファミリーにおすすめの温泉の楽しみ方
赤ちゃん連れファミリーには、
無理に一緒に温泉に入ることにこだわらず、広めの部屋風呂で赤ちゃんを入浴させ、大人は大浴場や貸切風呂で温泉を楽しむスタイルが良いかなと思います。
1歳半以降であんよができるお子さんであれば、
一緒に温泉を楽しむのも良し、キッズスペースで遊んでくれている間に夫婦交代で温泉に行くのも◎。
大浴場では源泉かけ流しを楽しめるほか、宿のすぐ目の前には別所温泉の外湯(大師湯・石湯)もあります。

外湯巡りを組み合わせることで、温泉好きさんもさらに大満足できるのでは感じました。
ちなみに外湯には石鹸類のアメニティは一切ありませんが、いずれもベビーベッドが設置されています。上級者向けとは思いますが、小さい子連れで挑戦してみるのもひとつかも。
食事:夕食は部屋食でゆったり、朝食会場にはベビーチェア完備
食事は、夕食は部屋食、朝食は食事会場で頂きます。
夕食|キッズスペースのおかげで、驚くほど平和な部屋食
夕食はお部屋でいただきました。

色鮮やかな前菜、信州サーモンのお造りや信州牛の焼しゃぶ、信州産岩魚の焼き物などなどボリュームたっぷりの内容です。
子ども用には食器とアンパンマンのふりかけを用意頂きました。取り分けに難しいメニューもありましたが、ふりかけご飯や生野菜、焼き魚など少しずつですが食べてくれました。
固形燃料を使う料理があると、子どもが触らないように気を張りがちですが、今回は室内にキッズスペースがあり安心。
食事に飽きると一人遊びを始めてくれるので(行儀が良いとは言えませんが…)、親はとても穏やかに食事を楽しむことができました。
そして別所温泉オリジナルの地ビールも頂き、いやはや大満足。

久しぶりにゆっくりアルコールを楽しめました。
朝食|ベビーチェア完備で、会場食でも安心
朝食は食事会場でいただきます。

煮物、手作り豆腐、つくだ煮、馬肉の時雨煮、焼き魚、信州そば、卵焼きなど、朝からとても豪華な内容。この他にミニブッフェがあり、ご飯やみそ汁、サラダ、飲み物などは自分で取りに行くスタイルです。
朝食時も子ども用の食器を用意していただけました。
海苔巻きやサラダ、お魚などを中心に、かなりモリモリ食べてくれました。
2歳の上の子にはハイチェアを、0歳の下の子には傾きを調整できるベビーチェアを用意して頂き、安心して食事をすることができました。


プラン/館内施設/サービス:ロビーのドリンクバーと子ども向け無料アイスが嬉しい
ロビーには大人も子どもも嬉しいドリンクバー
1階ロビーにはアルコールやソフトドリンクのドリンクバーが用意されています。

湯上りに子どもはりんごジュース、大人は地酒を一杯。
部屋に持ち帰ることも可能ですが、ロビーのソファに座っておかわりしました。
子ども向けアイスのプレゼントあり
今回のプランでは、子ども一人につき1つアイスをもらえます。フロントに引換券を持っていくと、売店の冷凍庫から好きなアイスを選ぶことができます。


長男は「信州りんご玉」というシャーベットアイスを選んでいました。他にバニラアイスなどもありました。
湯上がりもゆったり過ごせる館内施設
湯上がり処には、雑誌や本が置かれており、水やみそ汁(珍しい!)を飲みながらのんびり過ごせる空間があります。
オセロやビリヤード台もあり、湯上がりに家族や友人と楽しめるようになっていました。


駐車場についての注意点
駐車場は宿から少し離れた場所にあり、到着後は車を預ける形になります。
そのため、後から忘れ物を取りに行くことはできません。
おむつや着替え、赤ちゃんグッズなど、必要なものはチェックイン前にすべて持ち込んでおくのが良いですね。
まとめ:キッズスペース付きのお部屋で、子どもも大人も“それぞれ”温泉旅行を満喫できる
やはり特筆すべきは、キッズスペース付きのファミリールーム。
温泉旅行で、パパママが自由に温泉を堪能できる”ボーナスタイム”は、たいてい子どもが寝た後。いつもと違う環境で興奮ぎみの子どもを必死に寝かしつけ、「やっと寝た…」と思う頃には自分の体力も限界😵—なんて経験は、子連れ旅行ではあるあるではないでしょうか。
このファミリールームだと、子どもが夢中になって遊んでくれ、親も気兼ねなく温泉や食事を楽しむことができる環境があります。
「子どもも楽しい」「大人もちゃんと癒し時間が持てる」。その両方が叶うのが、何よりの魅力だと感じました。
ファミリールームは1室限定のため、週末や繁忙期は満室になることも多いようです。
気になる方は、ぜひ早めの予約がおすすめです。
【おすすめポイント】
【注意点】
・建物はやや年季を感じる部分あり
・温泉に一緒に入るなら目安1歳半以上がおすすめ
・乾燥が気になる方は加湿グッズ持参がおすすめ
・駐車場が離れているため「念のため持って行く」ものは全て部屋に持ち込む必要あり
こんなファミリーにオススメ!
■おすすめ年齢:1歳半くらい〜
■おすすめ季節:春夏秋冬
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