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【子連れ温泉レポ】長野・浅間温泉 枇杷の湯│洗い場もお風呂も全部外!子連れで行ける野趣溢れる貸切露天風呂で日帰り入浴してきた

これまでいくつかの家族風呂をご紹介してきましたが、どこに行くかを決めるにあたっては、乳幼児と行くことを前提としてマイルールを設けていました。

そのひとつが、「貸切露天風呂はなるべく避けること」です。

その理由として、まず洗い場施設(カラン・シャワー等)がないことが多い点があげられます。小さな子ども連れだと、浴槽だけで済ませるのはなかなか難しいですよね。せっかく家族風呂に行くなら、その日の入浴をそこで完結させたいもの。帰宅してからもう一度お風呂に入れるのは現実的ではありません。

もうひとつの理由は、行ける季節が限られる点です。雪見風呂は風情があって良いものですが、乳幼児には寒すぎるかも…という心配がつきものです。逆に真夏で空調がない場合も、体調面が気になります。

ということで、特に旅館などでは貸切露天風呂を日帰り入浴に開放しているところもありますが、これまでは極力避けてきました。

ところが今回、「それでも行って良かった!」と思える野趣溢れる貸し切り露天風呂を見つけました。1歳児を一緒に行ってきましたので、その体験をご紹介します。

目次

基本情報

施設名浅間温泉 湯々庵 枇杷の湯
住所長野県松本市浅間温泉3-26-1
アクセス松本ICから車で20分
松本駅からバス20分+徒歩10分
電話番号0263-46-1977
営業時間午前9:00から夜9:00 ※最終受付 夜8:00
利用料金貸切料金1,000円(1時間、1組あたり)+入浴料1,500円×人数分
訪問時期2024年10月
同行者大人2人、子ども1人(1歳2ヶ月)

※本記事の情報は2024年10月時点のものです。最新の内容や料金等につきましては、直接施設へお問い合わせください。

風呂:元旅館の野趣溢れる広々露天風呂を貸切利用

もともとは旅館として営業していたこちらの施設。
現在は日帰り温泉施設として営業していますが、当初はこの露天風呂も貸切ではなく、自由に利用できたそう。

ただ、露天風呂は離れにあり、大浴場から一度服を着て外を歩く必要があったため、「ちょっと覗いて終わり」という方が多かったのだとか。そこで改修を行い、現在は貸切風呂専用として提供されています。

さすが元旅館の露天風呂だけあってかなりの広さ。10人くらいは余裕で入れるのでは。大人10人ほどでもゆったり浸かれそうです。

周囲は竹垣やもみじに囲まれ、奥から小動物がひょっこり顔を出しそうなほど、自然に溶け込んだ野趣あふれる雰囲気です。

訪れたのは10月中旬。息子は頭上でチラチラと揺れるもみじの葉っぱに夢中になっていました。11月初旬に紅葉が見頃になるそうです。

気になる洗い場は、露天風呂の横に設けられています。もちろん屋外ですが、設備はしっかりしていて、シャンプー・リンス類も完備で、問題なく体を洗うことができます。

お湯は約40度と、赤ちゃんでも快適に入れる温度。

循環あり、加温あり、消毒ありで、湯使いは少々弱いものの、泉質はアルカリ性単純泉で赤ちゃんも安心して入ることができます。

脱衣所は木で作られた独立した小屋のような造りで、温かみのある、なんだか懐かしいような雰囲気。広々としていて子どもをお着替えさせるには十分なスペースがあります。


さらにトイレも併設されていて便利。アメニティはありませんが、ドライヤーは設置されています。

プラン:ちょっと割高感はあるものの、広々野天風呂を貸し切れるのは貴重

貸切風呂の料金は、貸切料金1,000円(1時間、1組あたり)+入浴料1,500円×人数分です。
たとえば大人2人の場合、貸切料金1,000円+入浴料3,000円=4,000円。子どもは無料でした。

入浴料はやや高めの設定ですが、元旅館の広々とした野天風呂を貸切で利用できることを考えると、納得の価格帯でしょうか。人数が多いと割高に感じるかもしれませんが、その分ゆったりした時間を独占できます。

我が家は週末に当日予約をしましたが、希望の時間帯で入ることができたので予約は取りやすいように感じました。

また現在は日帰り専門の温泉施設となっているので、受付時間は午前9時〜午後8時(最終受付)までと、幅広く利用できるのは嬉しいポイント。我が家は夕暮れ時に利用しましたが、ライトアップされた露天風呂は一層秘境感が増し、幻想的な雰囲気でした。

なお、タオルの貸し出しは含まれていませんので、持参する必要があります。

館内施設:子ども向け施設はないが特に不便はなし

露天風呂には、石の階段を登っていきます。ベビーカーでは直接行けないので抱っこで向かうのですが、このアプローチがまた違う世界へ誘ってくれるようで、とても素敵なのです。

受付のある母屋をいったん出て、蔵の横を通ります。

竹林の間を抜けて階段を登ると露天風呂に着きます。

大浴場のある母屋には自販機や休憩スペースがありますが、子ども向けの特別な設備はありません。

実はこちらの施設は、約400年前に初代松本城主であった石川氏が湯殿を築いたことから始まったという歴史のある旅館だったそうです。館内にはその歴史を感じさせるゆかりの品々も展示されていました。

子ども連れに優しい度:季節は選ぶが特徴ある野天風呂で子どもも楽しめる

やはり1番の難点は、洗い場を含めすべてが屋外にあること。屋外で身体を洗う解放感は気持ちよいものですが、夏の猛暑や冬の寒さのなか、子連れで利用するのはややハードルが高い印象です。

我が家は10月にお邪魔してきましたが、5〜7月、9月〜11月初旬くらいが利用するにはベストシーズンかもしれません。雪見風呂も入ってみたいですけどね。

スタッフの方々はとても親切で、子どもにも気さくに声をかけてくださり、安心感がありました。

まとめ:時期を選ぶ点で使い勝手は△だが、手軽に非日常感・リラックス感を味わえる

これまで挙げてきた通り、乳幼児連れで快適に入浴できるかは外気温に左右されるというデメリットはありますが、日帰りで野趣溢れる大きな露天風呂に入れるという非日常感は格別です。季節を選べば、親子で楽しめる貴重な体験ができる温泉なので、またぜひ再訪したいです。

さらに「枇杷の湯」は松本駅から車で20分ほどというアクセスの良さも特徴です。松本観光の合間に、あるいは美ヶ原や安曇野周辺で遊んだ後に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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